2012年6月6日水曜日

くらげほねなし


小学生も新学期を迎え新一年生も学校に慣れてきたようだ。
また引き続き一年間読み聞かせボランティアをすることになった。
私の担当はまた1,2年生になった。
低学年はまだ保育園児の延長みたいなところもあって可愛らしい。
低学年児童はたったの20名。

今回のお話は「くらげほねなし」
この絵本も我が家にしまいこんであったものである。
内容は竜宮城の乙姫様が病気になった。
病気を治すにはサルの生き胆が必要というので
カメが浜辺にいたサルをだまして竜宮城へ連れてくる。
浦島太郎と始まりは同じだ。
ごちそうや厚いおもてなしをされたサルであったが
何か変だと気が付く。

そのときクラゲが内緒話をしているのを偶然聞いてしまう。
それは自分の生き胆を取られるということだった。
サルは知恵を即座に働かせ生き胆を浜辺の松の木に干してきてしまったと嘘をつく。
そこで生き胆を取ってくるということでカメにのって浜に戻り
木に登ったところで生き胆を干したのは嘘だというのである。
結局竜宮城の乙姫様のお父様の怒りを買い、内緒話をしたクラゲが
罰をうけて骨を抜かれてしまう。
と言うお話し。

つまりとっさに機転を利かせることが自分の身を守るということなのである。
そして口は災いのもとだ。クラゲはまさにそのとおり。
低学年の子供たちにそこまでの読みはまだわからないだろうけれど。

子供たちに本を読んであげながら実は自分が絵本や昔話から今まで
考えもしなかった意味をこの年になってあらためて教えてもらっているのである。
いくつになっても「なるほど・・・」と思うことはたくさんあるのだなあ・・・・







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