2012年6月3日日曜日

犬の気持ち

犬は人の気持ちがわかる。
これは長く犬を飼ってみて感じることだ。
ときどきスネオ君になってしまい何が気に入らないのか飼い主を困らせる。
この頃は私が忙しくてあまり可愛がってあげないからなのかお風呂マットに
おしっこをしてしまう。
してしまったときは私のそばに来ない。
どこへ行ってしまったんだろうかと部屋を捜すと
一番奥の部屋で壁に向かって座っている。
自分なりの反省のポーズらしい。
耳は当然後ろに折れて半分顔をこちらに向けるのだが
下から見上げるようになにか目で訴えている。
「ばれたか・・・」とでも言いたいようだ。
いつもの如く私は叱るのであるがその声を背中で聞きながら
低姿勢のままそろそろとどこかへ退散し始める。
その姿を見ると私も可笑しいのとまあいいか・・という気持ちになってしまう。

よく犬や猫の殺処分というニュースがテレビで報道していて
年間数十万頭という数字を聞いて私は胸が苦しくなる。
我が家のこんな小型犬でさえ人間の考えていることはよくわかっているのだから
当然捨てられたり捕獲されて殺処分される犬は自分の運命をわかっているに違いない。
何ともむごい話だと思う。
だから我が家の犬はどうしようもない出来の悪い犬だが
最後まで面倒を見てあげる覚悟はできている。


と、ふとこんなことを考えて
さっきホームセンターで買ってきてリビングの床に置いておいた
犬用のお徳用パック200枚入り「おしっこシート」をみたら
まわりがお池のようになっている。
「お池にはまってさあたいへん♫ ドジョウが出てきてこんにちは・・」、
と悔しさのあまり歌ってしまった。
我が家の迷犬は怒られて反省したのかと思いきや私にあてつけをしたのであった。
それも買ってきたばかりの包装パックされたおしっこシートに・・・
恐るべし犬の気持ち。
どっちが一枚上手なのか考えさせられてしまった。
こうやって今日も迷犬の後始末をため息をつきながら片付けているのである。


0 件のコメント:

コメントを投稿