2012年11月7日水曜日

用の美

昨日の夕刊に正倉院の宝物「瑠璃坏」について
華道 家元の方のコメントが掲載されていた。
写真も載っていて誰でも教科書などでも目にした記憶のある
コバルトブルーのガラスの盃です。
ガラスの部分はペルシャ製でしょうか、
「異国情緒の青」と書いてあります。

もちろん色、形と美しさをほめたたえてありましたが
口径と高さの比が素晴らしくいかにも使いやすそうでこういうのを
「用の美」というのでしょう。
と、締めくくられていた。

「用の美」・・・・
なんて素敵な言葉だろうと思いました。
こんな言葉知りませんでした。
もちろん国の宝物に対して使ってこその言葉かもしれません。

でも自分の身近なところにも「用の美」があるにちがいない。
実用性の中にも美しさがある・・・
美しさの中にも実用性がある・・・
これからはなるほど・・と感心した物に「用の美」という言葉が
さりげなく口から出てきたらいいなあと思ったのである。


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