2011年12月5日月曜日

喪中ハガキ

88歳、101歳、86歳、84歳、
最近家に届いた喪中ハガキのお亡くなりになられた方々の年齢である。
日本人は本当に長寿になったと、こんなところでしみじみ思う。
差出人は私と同年代の人たちだから親が長生きしてくれたのだなあと
少しうらやましく思う。

喪中ハガキをみてうらやましく思うのは不謹慎であるが
本当の気持である。
私が30歳の時私の父は亡くなった。
年が明けると私はその父の亡くなった年齢と同じになる。
あの時はそんなに感じなかったのだが今自分がその年になって
思うのは、父はまだまだ若かったのだと思う。
そして当時私は自分の生活のことで手一杯で大した看護も出来ず
父を最後看取ることさえできなかった。


今もし父が生きていたら、今になってやってあげられることは
たくさんあったのにと残念に思う。
ゆっくり昔の話を聞いてあげる、どこか旅行にでも連れて行ってあげる、
一緒にお酒を飲む、元気でいてくれたらの空想だけれど。
また今年も友人から届いた喪中ハガキを読むたび
何とも言えないうらやましさと悲しさが胸に去来するのである。

2 件のコメント:

  1. 今年は喪中はがきが10枚も届いてしまいました.そんな年代なのですね.take

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  2. いつか自分もハガキに名前が載るようになるでしょう。
    そんなことを思うと年の瀬は昔と違って寂しく感じます。

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