ツバメの観察 １１ いよいよ最終回
おととい巣立ちしたツバメたちであったがやはり我が家の軒下に戻って休んでいた。
決して巣の中には入らないでその横の照明の傘のはじっこに５羽が
ずらりと並んで休んでいた。
しかしそれも２日間だけであった。
今日夕方何十羽ものツバメたちが我が家の庭の前の電線にずらりと勢揃いした。
みんなにぎやかにさえずりながら電線の周りを飛び回っている。
ほとんどが子ツバメだ。
飛び方がバタバタしているし、尻尾がまだスーと切れていない。
でもどの子ツバメも元気いっぱいで空を飛ぶ感覚を一生懸命練習しているようだ。
近所中のツバメが集合したようだった。
こんな大集団今まで見たことがない光景だった。
ツバメが乱舞している。
私が推察するに・・・
きっとリーダーがいて、この近所中のツバメ達を集合させて
集団でどこか川原の葦原などに移動するのであろう。
そうして夏の間しっかり餌をとり飛ぶ力をつけて、秋風が吹く頃に
リーダーが先導してこのグループも一斉に南の国へ飛び立つのであろう。
ツバメは巣立ちしたら勝手にそれぞれ飛び回り、やがて南の国へ勝手に飛んで行ってしまうのだと思っていた。
今日は全員集合の日だったに違いない。
我が家のツバメが一番巣立ちが遅くて皆が待っていてくれたのかも知れない。
だんだん日が暮れてきた。
我が家の軒下でツバメが鳴く声がしたので覗いてみると
数羽が玄関の入り口でぐるぐる廻っていた。
私にお別れのご挨拶にきたのかと一瞬思った。
そうしていなくなってしまった。
空を見たらさっきまでいたツバメの集団もいなくなっていた。
そうか。もう本当に巣立ってしまうんだね。
これでお別れだね。
たくましく成長して、秋になったら落伍しないで南の国へ帰ってね。
今年初めてのひぐらしが鳴きだした。
まもなく梅雨も明けるだろう。
日が落ちる直前、もう一度軒下を覗いてみた。
もしかしたら今夜も戻ってきているかもしれない。
けれど、ただただ空っぽの巣がぽつんと残っていた。
急に悲しくなって涙が出そうになった。
「ツバメごときで、涙がでるなんて・・・」
ツバメに私はいろいろなことを教えてもらった気がする。
ツバメさん、ありがとう！
これで私のツバメの観察日記は終わりでーす。
皆さん、読んでくださってありがとうございました。
決して巣の中には入らないでその横の照明の傘のはじっこに５羽が
ずらりと並んで休んでいた。
しかしそれも２日間だけであった。
みんなにぎやかにさえずりながら電線の周りを飛び回っている。
ほとんどが子ツバメだ。
飛び方がバタバタしているし、尻尾がまだスーと切れていない。
でもどの子ツバメも元気いっぱいで空を飛ぶ感覚を一生懸命練習しているようだ。
近所中のツバメが集合したようだった。
こんな大集団今まで見たことがない光景だった。
ツバメが乱舞している。
私が推察するに・・・
きっとリーダーがいて、この近所中のツバメ達を集合させて
集団でどこか川原の葦原などに移動するのであろう。
そうして夏の間しっかり餌をとり飛ぶ力をつけて、秋風が吹く頃に
リーダーが先導してこのグループも一斉に南の国へ飛び立つのであろう。
ツバメは巣立ちしたら勝手にそれぞれ飛び回り、やがて南の国へ勝手に飛んで行ってしまうのだと思っていた。
今日は全員集合の日だったに違いない。
我が家のツバメが一番巣立ちが遅くて皆が待っていてくれたのかも知れない。
だんだん日が暮れてきた。
我が家の軒下でツバメが鳴く声がしたので覗いてみると
数羽が玄関の入り口でぐるぐる廻っていた。
私にお別れのご挨拶にきたのかと一瞬思った。
そうしていなくなってしまった。
空を見たらさっきまでいたツバメの集団もいなくなっていた。
そうか。もう本当に巣立ってしまうんだね。
これでお別れだね。
たくましく成長して、秋になったら落伍しないで南の国へ帰ってね。
今年初めてのひぐらしが鳴きだした。
まもなく梅雨も明けるだろう。
日が落ちる直前、もう一度軒下を覗いてみた。
もしかしたら今夜も戻ってきているかもしれない。
けれど、ただただ空っぽの巣がぽつんと残っていた。
急に悲しくなって涙が出そうになった。
「ツバメごときで、涙がでるなんて・・・」
ツバメに私はいろいろなことを教えてもらった気がする。
ツバメさん、ありがとう！
これで私のツバメの観察日記は終わりでーす。
皆さん、読んでくださってありがとうございました。
コメント
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とても楽しませて頂きましたよ!(^^)!
なんだか、寂しいですね～皆無事に大きくなってまた戻って来てくれる
といいですね～（＾－＾）
巣立ってしまって私も気が抜けてしまいました。
ツバメの成長はとても興味深く面白く毎日書くことがたくさんありましたから。
また違う題材が見つかれば良いのですけど～。
描く方は「てんでダメです」・・・
絵を見るのは好きですが。