2010年2月15日月曜日

お稲荷様


お稲荷さんが近所の裏の一角に祀ってあります。
我が家と隣組4軒の計5軒で昔から祀ってあるお稲荷さんです。


毎年2月の初午の日(今年は2月1日)に5色の旗を各家庭で揚げ、お赤飯と油揚げを半紙にのせて
お供えします。
その年当番の家は朝、赤い旗を鳥居の横にたてます。
そして夜は当番の家に5軒が集まってお食事をします。
これは昔から続いてきたことです。持ち回りの当番が記入するノートが歴史を物語っています。
お稲荷さんに揚げる5色の旗は初午が近づいてくると近所のお店で売っています。
「緑黄赤白紫」この順番で色紙が糊付けされています。
このお稲荷様さんの名前である「金蔵稲荷大明神」と墨で書き、棒にする篠を近くの野原から取ってきます。
その棒に5色の旗を糸でつけ当日お稲荷さんに揚げます。






私はこの家に来るまでお稲荷さんとはどのようなものか知りませんでした。
お稲荷さんといなりずしは関係があるのだろうか?などと恥ずかしいのですがこんなことくらいしか
思い浮かびませんでした。
そして、今でも不勉強でよくわからないのですがお稲荷さんは昔からその土地に祀られている神様だと思います。
そして神様のお使いが狐だそうです。
だから油揚げをお供えするそうです。
そしてその土地に暮らしている私達を守ってくださっているのだと思います。
お稲荷さんを粗末にしてはいけないといわれます。
今の科学の時代でもこのように昔から親から子へ繋がってきたお稲荷さんを祀るということ、
とても大事なことだと思います。
おかげでこの5軒の家はどのうちも昔からまあ何とかこの土地でそれぞれ暮らしています。
とびきり不幸に見舞われた家もありません。
それはこのお稲荷様のおかげであると感謝し、一年に一度
心をこめてお赤飯を焚き、油揚げと共に旗を揚げてお供えする。
おかげで私の得意料理はお赤飯になりました。
 こんなことができることに深く感謝をしてこれからも日々暮らして生きたいと思います。

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