2014年2月25日火曜日

お犬様のお病気 続編

糖尿病の愛犬もこのところめっきりやせ細り毛も抜け落ち
目は白内障で白くなり、あばら骨がうき出て見る影もなく
痛々しいです。
私は一日もかかさず決められたインシュリンを注射して
糖尿病食の餌もきちんと量って与え、定期的に獣医のもとにも通っていましたが
だんだん弱ってくるのは否めません。

がりがりに痩せているのでインシュリン注射も
筋肉に刺したつもりでも骨に当たり犬も痛がり私もひるんでしまい
むなしくインシュリンは犬の毛に降りかかるだけ・・・
ということもよくあるこの頃です。

きょうは獣医さんからおなかが膨らんでいて毛が無くなっているのは
もしかしたら副腎という臓器の病気かもしれないといわれ、
超音波の検査をしました。
やはり肝臓も肥大していて副腎も大きくなっていて、
確定の血液検査のため後日また、連れて行くことになりました。
なんでもその血液検査はちょっと時間がかかるのだそうです。

「あ~、またか・・・お金がかかるな・・・」と一瞬思いましたが、
とにかくもしその副腎の病気だったら毎日薬を与えなければいけないそうです。
そしてその薬は高価で1回400円也、一日一回なので一か月12,000円・・・
そしてもちろんインシュリン注射は続けるのですから
飼い主は金銭的にも大変です。
インシュリンもその薬も生きている間ずっと投与するのだそうです。

深い溜息をついている私に先生は
「その治療をするかしないかは飼い主さんが決めることですから・・
結果が出たらまた一緒に考えましょう。」とのことであった。

獣医療も目覚ましい進歩で犬や猫だって人間並みの医療を
受けることができ、寿命も延びた。
しかし検査や薬や入院や注射や・・・と犬にしてみれば苦痛この上ないのでは?
と思ってしまうこともある。
そして飼い主だってお金がかかるのは覚悟しなければならない。

先生に「この犬もう13才なんです。あまり治療したくないんですよね・・・」と言ったが
この犬にとって何が一番いいのかわからなくなってしまう。
実験台になっているような気がしなくもない。
犬が口が聞けたらなんて言うのだろうか。
「毎日インシュリン注射痛いよ、検査も入院も嫌だよ、ほっといて」って言うのだろうなあ。

こうやって医療を受けられる犬もいれば毎日殺処分されていく犬もいて
この世はなんて不条理で満ちているのだろう。
病気の老犬を抱えて飼い主も悩み深いのである。









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