2012年2月23日木曜日

三まいのおふだ


今朝から雨だがなんとなく春の気配が感じられる。
こういうのを季節の用語で云うとなんていうのだろうか。
今日は三学期最後の読み聞かせの日であった。
読んだのは「三まいのおふだ」。

お寺の小僧さんが和尚さんに頼まれて山に栗を
拾いに行く。
もし何かあったら助けてもらえるからと三枚のお札を渡される。
山に出かけた小僧さんは栗拾いに夢中になりやがて日が暮れてしまう。

一晩泊めてもらった山の中の家は「人を喰うおにばば」の家であった。
夜中おにばばに食べられそうになった小僧さんは
逃げる途中で一枚づつお札に助けてもらって
命からがら和尚さんのもとに逃げ帰るのである。

この話のポイントは三枚のお札。
おにばばから逃げる途中のお札の力が面白い。
追いかけてくるおにばばの前に山が出来たり、川ができたりと・・
子供たちは面白がって聞いてくれた。
読み手の私も楽しませてもらった。

人間って普段は神様も仏様も特別意識はしていないけれど
本当に窮地に立たされたら「神様仏様どうかお願いです。助けてください」
となるのであろう。
このお札のようにいざとなったら助けてくれる・・
そんなものがあったらいいなぁという願いをお話にしたのかしら・・・
そういう私も母からもらったお守りがいざとなったら守ってくれると
大事に持っているのある。
普段はちっとも信心などしないくせに・・・
と、ほんの少し心が痛いのである。

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