2010年9月18日土曜日

好好爺

孫が帰ってしまってすっかり静かになった我が家。
赤ん坊が一人いるだけでこんなにもにぎやかだったのだと思う。
孫のお泊り初日、夜泣きの声がした。
私は聞こえてはいたが子どもは夜泣きはするもんだと思っていたから
別に気にも留めなかった。
娘がおっぱいでもあげればそのうち泣き止むだろう。

しかし信じられないことが起こったのだ。
主人が「泣いている、心配だから見に行ってくる・・」と、
ガバッと寝床から起き上がり孫の寝ている部屋へあわてていったのだった。
私は「たかが夜泣きぐらいで、それにじいさんが行ったところで、
なんの役に立つわけでなし・・・」と寝ぼけまなこで言ったのだが、
そんな言葉はまったく耳に入らないようだ。

そしてしばらく孫のところで泣き止むのを見守っていたらしく
やがて戻ってきた。
「夜泣きすると何かあったのかと心配だなあ・・・」などと言っている。
30年前、自分の子どもが毎晩泣いていた時とえらい態度の違いである。

孫が帰る日、主人は仕事からすっ飛んで帰ってきた。
孫が帰るのを見送るつもりだったらしい。
しかし娘は「今、おっぱいも飲んだし、ご機嫌だから今のうちに帰るね。
お父さんによろしくねー。」
と、孫を車に乗せてさっさと帰ってしまった。

主人は帰る前にもう一度孫を抱っこするつもりでルンルンと帰ってきたようだが
まことに残念でございました。
孫は少し前お帰りになりました・・・・
ということで、主人はかなりがっかりで寂しかったようだ。
その後携帯でメールを打っている。
娘にメールを送っていた。
内容は次はいつ来るのか?というようなものであった。

私にはいまだかつてメールなぞ一度も送ったこともないのに・・・
「あー、孫の存在ってすごい!人間を変えてしまうのだ。」
主人はまさしく好好爺になってしまった。
娘よ、このブログを読んで「すきすきじじい」・・・なんて読まないでね。
「こうこうや」って読むのよー。
良いお爺さんって意味なんだから・・・・

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