石川さゆりコンサート
今日マンドリンクラブの練習を途中で抜け出し石川さゆりのコンサートに行ってきた。
演歌の内容は男と女の歌が多い。
私ははっきりいって演歌は大嫌いであった。
男に妻子がいて、日陰の身でもそれでもやっぱりあなたが忘れられない・・・とか。
着てはもらえぬセーターを涙こらえて編んでます・・・とか。
そういう歌詞を聴くと着てはもらえぬセーターなんか編まなければいいじゃあないか!
と、思ってしまうのであった。
こんな風なことをすぐ思ってしまう人間は演歌には不向きである。
しかし今回のコンサートは地元農協のお得意様ご招待の企画だったのである。
毎年いろいろな演歌歌手のコンサートに農協がご招待してくださるのだが、以前は義父や義母が
それを楽しみに参加していた。
しかし義父も亡くなり義母も入院してから、毎年その招待状は来ていたが気にも留めなかった。
今年も行くつもりはなかった。返信はがきすら出さなかった。
しかし農協は当日の座席引換券なるものを送ってきたのだった。
マンドリンクラブの練習もあるし疲れて行く気にもならないだろうけど夜の部だからとりあえず行ってみるか・・・
しかし私は久しぶりに背中がぞくぞくするほど感動してしまったのである。
まず、彼女自身が艶っぽい、色っぽい、大人の女性の色気、オーラが出ている。
石川さゆりのデビュー当時を知っているが十代の女の子が50歳代になりこんなになるのか?
歌唱力がすばらしい、着物が素敵だ、美人だ、一つ一つの動作がカッコイイ!
トークがアドリブなのに洒落ている、冗談が上手い、皆を笑わせるのが上手い!
私はじっくり歌の歌詞を噛み締めるように聴きました。
しっとり心に染み渡りました。なにも男と女の歌詞ばかりではありません。
人生の奥底も歌います。
上手いです。プロです。この人が好きになってしまいました。
そして、終了後ロビーで石川さゆりのCDを売っていました。
すぐ興奮して後先考えずに買ってしまうのはいつもの癖ですが、、、、
石川さゆり大全集 CD2枚組み ¥4800也 おまけに写真集がついていた。
津軽海峡冬景色、天城越え、能登半島、ウイスキーがお好きでしょ、etc・・
あーこの人、いい女です。同じ世代の同性の私が惚れてしまいました。
あっという間にコンサートは終わってしまった。
コンサート会場の出口では農協のご招待ならではの農家のおじいちゃんおばあちゃんが
ぞろぞろ出てきた。
日頃農作業で乗っているもみじマークのついた軽トラックでコンサートに来たひともあり、
みな農協からかりんとうのおみやげをもらい
なんだか気取らないそれでいて思っても見ない素晴らしいコンサートであった。
最後にこのステキナ歌詞を書いておきます。
「ウイスキーがお好きでしょ」
ウイスキーがお好きでしょ
もう少し しゃべりましょ
ありふれた 話でしょ
それでいいの 今は
気まぐれな星占いが
ふたりをめぐり逢わせ
消えた 恋 とじこめた
瓶を あけさせたの
ウイスキーがお好きでしょ
この店が 似合うでしょ
あなたは忘れたでしょ
愛し合ったことも
ウイスキーがお好きでしょ
もう少し しゃべりましょ
ありふれた 話でしょ
それでいいの 今は
コメント
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もちろん天性と現在の環境もあるのでしょう。
私たちに夢と感動を与えてくれる人はやはりただものではないのですね。
しばらくは自宅のミニコンポから演歌が流れるのは必至です。
CDもいいけれどやはりコンサートにはかないませんね。
また、コンサートに行ってしまうでしょう。。。
石川さゆりは昔から私の好きな歌手の一人です。
石川さゆりは19歳の時に「津軽海峡・冬景色」が大ヒットしましたが、19歳の若さであれだけ女の情感が出せることに当時私は驚きました。その年の日本レコード大賞は「津軽海峡・・」ではなく、沢田研二のたいしたこともない歌が受賞したので、私は憤慨したものでした。
私はまださゆりさんのコンサートは聴いたことがありませんが、dorinさんの記事を読んで、私も一度聴きに行きたくなりました。
それも前のほうの席に座ることをおすすめします。
歌唱力だけでなく、視覚、舞台装置、雰囲気、衣装、本人からでるオーラ、これらが
すべて一体となって石川さゆりの世界を作っています。
「天城越え」は見事ですよ。奥様とご一緒に!