今日8月6日、67回目の広島原爆の日がやってきました。
巷ではロンドンオリンピックが放映されてそれに一喜一憂しながらも
やはりこの日を重く受け止めなければならないと思っています。
新聞の一覧にもオリンピックが大きく報道されてどちらかというと
原爆の日のことは隅っこにあるような気がします。
私は戦争を知らない世代ですが親からは幾度も戦争体験を聞かされて
育ってきました。
しかし若い頃はその親の話が始まるたびに「また戦争の話・・・」と
ちょっとうんざりしたものです。
親も聞く耳を持たない娘に「経験したことのないものに話してみたって
わからないね」とさみしそうに悔しそうに言っていました。
今ある平和の有り難さも、戦争で犠牲になった方々、兵隊さんとして
戦地に赴いた方々の気持ちなどわからないまま
今ある自由で平和な毎日を当たり前のように謳歌して若い頃を過ごしてしまいました。
やっと自分が子供を持ち親になってみて
平和の有り難さがわかるようになりました。
悲惨な戦争の写真や本を見るたび胸が押しつぶされそうになりました。
我が子の未来、日本中の子供たちの未来が戦争のない世の中であってほしいと
切に願いました。
間もなく9日は長崎の原爆の日、そして15日は終戦の日。
8月は戦争について深く考えさせられる月なのです。
今でも世界中のどこかで戦争をしている現実。
人間はどうして戦争をするのでしょうか?
そして私の父の命日も8月15日。
この日は実家に行きお墓参りをして、年老いたけれど
まだかくしゃくとした母と昔の戦争時代の話など
聞いてあげようと思っています。
そのような話を真摯に聞くことが今の自分たちのつとめだと
思っているのです。
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