2014年9月30日火曜日

私の楽器になりました


以前ブログで記事にも書きましたがこのオールドマンドリンを無理を承知でお願いして
持ち主の方に譲っていただきました。
しばらくお借りしていたのですが毎日弾いているうちにだんだん愛着が湧いてきました。
オールド特有の深みのある音はとても耳に心地良いです。
小さくて軽くて独奏用として弾くにはぴったりなマンドリンです。

1925年製のイタリアのビナッチャという楽器です。
約90年前のオールド楽器です。
以前ビンテージマンドリンフェアでこの楽器とまったく同じ楽器が売っていましたが
かなりな高額の値が付いていました。

この持ち主の方は戦後お茶の水にある楽器店で中古楽器として手に入れてから
ずっとマンドリン独奏用として弾いていたそうです。
ですから60年近くも大事に弾いていたマンドリンです。
当時8500円だったとのこと。
今だったら100倍くらいになるのでしょうか。
華美な装飾はないけれど音が気に入って購入したそうですが
その頃はビナッチャということも何も知らずずっと後になってわかったそうです。

今はこの楽器を弾いていないしもう独奏は弾かないということで
私にしばらく貸してくれたのですが、
私とこのビナッチャは運命的な出会いをしてしまったということになります。
ちょっと大げさかもしれませんが楽器には絶対出会いというものがあると思っています。

私も人生これが最後の楽器と思っています。
大切に音楽の伴侶として可愛がってあげたいと思っています。




0 件のコメント:

コメントを投稿