2012年5月28日月曜日

ムカデ退治 その2



通販で注文した「ムカデ忌避剤」が届いたのでさっそく部屋の隅々に置いたのであった。
「ムカデシャットは天然成分由来なのでペットや赤ちゃんにもやさしい」といううたい文句なので
当然ばあさんにもやさしいということなのであろう。
新築したフローリングにずうずうしく這い出てきたムカデに殺虫剤などを噴霧して
退治していたのだけれどふっと考えた。
ムカデってちっとやそっとでは死なない虫だ。
昔、むかでを掃除機で吸い取ってしまい、吸い取ったはいいが、じゃあそのあとどうする・・・
と云う難問にぶちあたり吸い込み口に紙を詰めて大騒ぎをしていたら
お姑さんが一言。
「ムカデは死なないから焼くしかないのだ」といって
割り箸で挟んでガスコンロの火であぶっていたのを思い出した。
その堂々とした姿は私にとって感動的ですらあった。
だからムカデがコロリと死ぬ殺虫剤は相当毒性が強いに違いない。
私たちじいさんばあさん夫婦だけなら毒性が強くったって別にどうでもよいし
少しは毒にあたって弱くなったらどうか・・・
などと陰口を言われそうである。
しかし小さな孫たちには良くないに違いない。

このムカデシャットはひのきの臭いが一日目はしたのであったが
すぐに臭わなくなった。
100円ショップでもムカデ忌避剤が売っていたのでこれは
枕元において就寝したのであるがあまりの燻製のような臭いに
夜中気分が悪くなりめまいがはじまり冷や汗が出てきた。
これはヤバイと思い違う部屋に持って行ったのだが
ムカデを退治するのか自分を退治するのかわからなくなってきた。

とそんなこんなでとりあえず今のところはムカデは出てこない。
この忌避剤のおかげなのか、もともともう這い出るつもりはなかったのか
わからないが単純な私はこれでしばらく恐怖から解放されると安心しているのある。
本当は私だって無駄な殺生はしたくないのである。
ただただ家の中に入ってきてほしくないだけなのである。
だから忌避剤が効き目があればそれが一番なのである。



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