昨日計画停電が夕方6時過ぎから9時過ぎまであった。
心の準備をしておいたので別に不都合もパニックも感じなく静かな暗闇だった。
登山用に使っていたヘッドライトは抜群の威力を発揮した。
夫婦で頭にヘッドライトのバンドをつけ、仏壇から持ってきたろうそくを
皿の上にたてて静かでシーンとしたなんだか不思議な感じの夕餉だった。
いつもならテレビをつけお互いテレビに気を取られ大した話もなく
夕餉が終わるのであるが・・・
犬たちも部屋の隅にじっとして私たちの会話を聞いているかのようだった。
これは一体どうしたことであろうか。
しみじみ暗闇の中で今回の地震について、
私たちは何を協力してあげられるのか、これからの日本は、、、、
いつもとは全く違っていつまでも話が尽きなかった。
暗闇の中では他に気をとれることがないから話に集中できるのだ。
こんなこと、この停電を経験して初めて気が付いた。
その後することがないので頭のヘッドライトの光で本を一冊、ものすごい勢いで
読んでしまった。
何とも情緒がない現実的な「年金の話」という図書館で借りてきた本だ。
こんなことならもっと文學的な本でも借りてくれば良かった。
明日から市の施設も図書館も自粛ということで使用ができなくなった。
ふっと外はどんな感じなのだろうかと庭に出てみた。
煌々と月明かりが辺りを照らし出し
夜空は雲一つない満天の星であった。
オリオン座が見事なまでに輝いていた。
こんなに灯りがない夜を心の底から美しいと思ったことはない。
しかしすぐ様、いま置かれている被災地の方たちのことを思った。
同じ夜空を眺め、寒さに震え絶望感に涙しているたくさんの方たち。
本当に今、日本は未曾有の国難に直面している。
どうかどうか支援も、復興も、原発も一刻も早く良い方向に
向かいますようにと願わずにはいられない。
冷たいまでに美しく輝く月を見上げて涙がこぼれ落ちてしまった。
被災者の方は、これからの事を思うととっても心配でしょうが、少しずつ前を向いて行って欲しいと思います。
今の、私達は何にも恵まれ過ぎてて大事な物、大事な時間を粗末にしてるのではないかと思うこの頃、停電が何かを呼び起こしてくれてるようですね!
真っ暗な中での夜空は綺麗だったでしょうね〜
そんな中でまた見てみたいです^^
先日、山の中のレストランの暖炉の側で食事をしました。
いつかそんなスローな生活をしてみたいです!
停電でもジタバタしないわ〜きっと^^y
物は何でも考えようです。
毎日が安全で平和で便利で・・・・
そんな生活が未来永劫続く。といった思いは幻想なのです。私たちは一寸先は闇。だからこそ毎日を大切に、平穏無事に感謝しなくてはいけないのですね。被災地の方々に思いを馳せ、できる協力は惜しまず慎ましく過ごしていきたいと思っています。
しかし、dorinさんのお話を読むと、我々は電気を当たり前の様に思っていましたが、無くなってみてその意味が分かるのかもしれませんね。
元々人類はその歴史の大部分を電気のない時代に生活していたわけですから、人間の本来の姿が見えてくるのかもしれませんね。
夜は静かで家の外は自然の闇に包まれている感じなのでしょうね。今回こんなに闇が神秘的で不思議な感覚に包まれたのは初めてでした。
しかし何もない安全なところにいるからこその感覚なのでしょう。悲惨な状況に置かれたら暗闇は恐怖と絶望になると思います。日本人はあまりに豊かで便利になりすぎてしまったようです。今回の停電で身に染みて感じたことです。
「月は観る者の心情を映す鏡のよう・・」とはまさに言い得て妙です。
この時の月は悲しいほどに美しかった。「月に向いて」はこの時の心情のように思えてきました。
私の所も先日夜の停電があって電気がないと大したことができないことを改めて体感しました。だけど被災地では毎日毎日不自由な生活をしていると思うとたかが3時間と思います。
節電で電気の大切さがもっ広がるといいと思いますね。
dorinです。記事を読んでくださってありがとうございます。時々mamepanさんの記事を読ませていただいておりました。かわいい娘さんたちの様子が私の孫の姿に重なり楽しませていただいております。この度の計画停電は私たちに大きな反省を与えてくれました。
被災地の復旧が一日も早く回復しますように・・・