今日は読み聞かせボランティアの2回目であった。
今日読む絵本は「うらしまたろう」と決めていた。
何故かというと私はこのお話が好きなのである。
子供の昔話ではあるが、大人になってもなかなかどうして
読んでみると奥が深い。
昔、昔、浦島は、
助けたカメに連れられて竜宮城に行くのだが
美しい乙姫様やら侍女たちに囲まれ毎日飲めや歌えの接待。
タイやヒラメの舞い踊り、
面白おかしく夢のような日々が過ぎ
やがて飽きてしまいうちに帰りたくなり
乙姫様からもらったおみやげの玉手箱
帰ってみればそこは村も人も知らないものばかりになっていた。
「決して開けてはいけません」
と、いわれた玉手箱。
開けてみれば白い煙であっという間に
浦島太郎はおじいさん。
これをじっくり考えてみると子供は子供なりに
大人は大人なりに面白い。
昔話なのに竜宮城と人間の世界では時間の速さが違う、という発想。
カメを助けてあげたのに最後のこの仕打ち、乙姫様それはないのでは?
接待におぼれているととんだ目に会う?
決して開けてはいけないと言ってなぜ玉手箱をくれたのか。
玉手箱を開けたらなぜおじいさんになってしまったのか?
浦島太郎はその後どうなってしまったのか。
う~ん、大人になっても考えれば考えるほどわからない。
だから子どもだったらもっと想像を膨らませることだろう。
今日の児童たちは皆真剣に聞き入ってくれた。
最後に感想を述べた2年生の男の子が
竜宮城の時間の速さが違うことを子供なりに一生懸命考えた言葉で
時間をかけて発言してくれた。
私は幼稚園の学芸会で「浦島太郎」のなかのヒラメの役をやったことを
覚えている。頭にヒラメのお面をつけて踊ったのだ。
日本昔話は時代を超えていつも楽しめる物語である。
子供たちと楽しい時間を共有できたことに感謝しつつ
また次回も「日本昔話」を読んであげようと思っているのである。
「昔話」の傑作の一つでしょうね。
Poran
することによって、日本の昔話も良いものが
たくさんあることに今になって気が付きました~。
孫にもやがて読んであげたいですね。