栗の収穫
いよいよ今年も栗の収穫が始まりました。
今年は腰が痛いのでやめようと思っていたのですが、ちょっと栗の畑を偵察に行ったらたくさん栗が
落ちていて、主人が下草も刈ってあり、もうこれはやるしかない!と腹をくくりました。
まず毎年のごとく、自分の作業着として農家のおばちゃんが畑仕事をする格好になります。
虫に刺されないよう顔以外は出しません。暑い時の作業はまるでサウナのようで4kgやせることも
ありました。
手袋、長靴,帽子、蚊取り線香を腰から2つ下げて、栗をつかむのにバーベキューでよく使う
はさむもの、スーパーの袋をたくさん、そして軽トラックを運転して畑に向かいます。
昔は一輪車をひいて畑まで行っていたのですが、今はとてもそんな力はありません。
以前、地元の霊園の売店に出荷していました。1ヶ月で700から800kg出していましたが
今は出していません。もう無理だー。
これが私の愛車です。
今年は夏らしさがなかったのですが栗はよく実っています。
まず拾う前にどこから拾うかを偵察します。
うわあ~、落ちてる落ちてる。。。
これを見るとやる気満々となってしまうのですから、なんとも不思議です。
しかし、ブヨに顔を刺されるとたいへんです。
どういうわけかブヨは顔の目の周りとか,口の周りを刺すのです。
目だとお岩さんみたいになったり、口だとたらこみたいに腫れたりするので蚊取り線香2つは必ず
腰に下げます。
中腰での作業はきついです。
今日は40kgほどの収穫でした。家に帰りまず栗を大きな樽で洗います。
そして虫食いなどをはねだして1kgづつネットに入れます。
以前は家の無人販売に1kg300円で出していましたが、盗まれてしまうことは当たり前でした。、
1円や3円で栗を買って行く人もいてあまりに馬鹿ばかしいのでもう無人販売にはよほど余ったときでないと
出さないことにしています。いっぺんにたくさん盗まれてしまった時は本当に悲しくなり人間不信に陥ってしまいます。
ですから今は注文を受けた人に売ってあとは親戚に送ったり、お世話になった人に差し上げたりと
そのようにしています。
しかし、たった一人で畑で栗を拾っているのはとても楽しいものです。
ちょうど山に向かって緩やかな斜面なのですが秋の風が吹いて、赤とんぼが飛んで、彼岸花が咲いて、すすきが揺れて、コスモスが咲いて、こおろぎがないて、空は高く秋の空。
疲れると腰を下ろして休んだり、鼻歌うたったり、誰にもじゃまされず自分のペースで好きなようにあっちへ行ったり
こっちへ行ったり、こんな楽しい時間が一年に1ヶ月間あるのです。
こんなにいろんな自然を感じながら栗を拾うことができるなんて「なんて私はラッキー!」
と、ものは考えようだ、、、と毎年思っているのです。
コメント
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立派な栗ですね。40kgも収穫お疲れ様でした。
自然の中で過ごすって贅沢だよね~ うらやまし~
栗拾うのについ夢中になってしまうのです。