人間が愛でるもの
人間はまず愛でるものは人間、やがて動物(いわゆるペット)、そして植物、最後に石だそうです。
よく考えて見ますと、人間の体力にだんだん沿っています。
人間を生み育てるのは容易なことではありません。
しかし、愛情を持って膨大なエネルギーを使って子育てします。
その中に愛でるが当然含まれます。
若くなければ子育てなんかできません。
やがて子供も巣立ち、こんどはペットを可愛がります。
自分の子供には奥さん任せで、そこまで世話をやかなかったお父さんもペットの犬や猫にぞっこんです。
一緒に風呂に入り体を洗ってやり、同じ布団で寝て、いびきがうるさいだの、寝返りが打ちにくいだの
文句を言いながらうれしそうです。
また病気になれば、自分の子供の時とはあまりのちがいようです。
もうさっさと犬猫病院に連れて行き、死んだらどーしよう、とオタオタしています。
獣医さんも言っていましたがペットの死に際で泣くのはお父さんのほうが多いそうです。
しかし、いまはペットも長生きなのでそこのところを良く考えて飼わなければなりません。
やがてお年寄りといわれる年齢になりますと、こんどは趣味の園芸です。
自分の体力にあった楽しみが出来ます。
中には若い人で盆栽が趣味なんていう珍しい人もいますが。。。
これならもし自分が世話をしてあげられなくてもやめればいいだけです。
やがて、園芸もできなくなったら、今度は石だそうです。
大きいものは庭に、小さいものは床の間に飾って眺めて楽しむのでしょう。
そしてめでたく、お迎えが来る。。。
この愛でる順番は人間は相手のペースに老化とともに自分を合わせられなくなるということなのですね。
まったくうまい順番だと思います。
今の我が家の段階は「ペットを愛でる」です。
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