お墓参り
今日でお彼岸も終わり。
20日実家の近くにあるお墓参りに行ってきた。
父方のお墓は地下鉄丸の内線中野坂上駅すぐ。
真言宗豊山派の1000年の歴史がある「宝仙寺」というお寺である。
私は物心がついたときから親に連れられてよくお墓参りにきた。
子供の頃とお寺の風景は少しも変っていない。
お墓参りは大好きなのである。
私をかわいがってくれた人たちが眠っているところだから
ここへ来ると皆に会えた気がして嬉しいのである。
そして子供の頃ここへ来た思い出がよみがえるのである。
手桶がいっぱい。どの手桶にしようか・・・
そしてお地蔵さんも昔と変らず。赤い頭巾がかわいらしい。
昔の不要になった石臼を集めて塔にした石臼の供養塔がある。
下は池になっていておたまじゃくしがいっぱい孵っていた。
お墓に向かって「こんちは、相変わらず元気だよ。私もおばあちゃんになりました。」
とお墓の下の父に挨拶をした。
父が亡くなった年令にまもなく私もなる。
自分がその年になってみると父はまだまだ若かったんだなあ。心残りだったろうにと思う。
お墓参りをすると言うことは亡き人を思い出してあげるということなのだ。
きっと父は喜んでくれただろう。
そして母が待つ実家に寄り、実家のベランダから新宿副都心のビル群を撮影してみた。
黄砂の影響かかすんで見える。
毎日山の中で暮らしているとたまに見る大都会はカッコイイ。
都庁もオペラハウスも京王プラザも住友三角ビルも・・・
手前に私が通った中野本郷小学校が見える。角の3階の部屋は音楽室だった。
そこから授業中自分の家が見えて、母が布団を干していたのも見えたっけ。
懐かしいなあ。
今年の春のお彼岸も無事終わり、ご先祖様、秋のお彼岸にまた会いましょう。
秋のお彼岸は空が青く高く澄み渡っていることを楽しみに。
コメント
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私は両親とも天国ですが、いまだに母恋し、です。ひ孫を見たら両親はどんなに喜んだだろう、特に母は・・と思うだけで、涙です。
ご実家から新宿の高層ビル群が見えるなんて、都心に住んでらしたんですねー
春に三日の晴れなしとは本当ですね。
いくつになっても子は親が恋しいのですね。
私は父が大好きでしたから亡くなったときは本当につらかったです。
1年間も毎日毎日お風呂で泣いていました。
そして胃潰瘍になってしまい3年間も治るのにかかったのです。
ですからいまだに父恋しで思い出すだけで私も涙です。
その分母を大切にしなければいけませんね。