頬
頬
生まれて何も知らぬ 吾子の頬に
母よ 絶望の涙を落とすな
その頬は赤く小さく
今はただ一つのはたんきょうにすぎなくとも
いつ人類のための戦ひに
燃えて輝かないといふことがあらう
生まれて何も知らぬ 吾子の頬に
母よ 悲しみの涙をおとすな
ねむりの中に
静かなるまつげのかげをおとして
今はただ白絹のやうにやはらかくとも
いつ正義のためにたたかひに
決然とゆがまないといふことがあらう
ただ自らのよわさといくじのなさのために
生まれて何も知らぬわが子の頬に
母よ 絶望の涙をおとすな
この詩は「竹内てるよ」という詩人の作品です。
この詩の中のはたんきょうとはスモモの一種だそうです。
美智子皇后もこの詩をある大会で紹介しております。
ずいぶん前に私はこの詩を読んで涙がこぼれ落ちるのを止めることはできませんでした。
自分がわが子を出産して夢中で子育てしているときと重なり、不安いっぱいの中、
わが子のいとおしさ、可愛さを思い出し母性という忘れかけていた感覚を思い出したからです。
その後この詩のことはすっかり忘れていました。
1ヶ月前に孫が誕生し今は孫の世話に娘宅に通っています。
日に日にサルのような赤ん坊が人間らしくなり可愛さを増してきました。
娘宅に行く時はもう恋人に会いに行く時のように胸がドキドキします。
この小さな存在に会いたくて会いたくて仕方ありません。
そして一刻も早く抱き上げて頬ずりしたい衝動に駆られます。
昨日マンドリンクラブの練習の後、娘の自宅へ車をとばしました。
ちょうど5時過ぎの夕暮れ時、車の中から西の空に真っ赤な夕焼けを背景に見事な富士山が
シルエットとして浮かび上がりました。
私はあまりの美しさに感動し、そしてまもなく会うことのできる赤ん坊のことを思い浮かべました。
その時、急に以前読んだこの詩が心の中から浮かんできたのです。
この作者はわが子とのつらい別れを経験しています。
だからこそこのような詩が書けたのでしょう。
しかし、若い母親達への力強いメッセージも感じられます。
子育ては大変だけど心から若い母親達へ頑張れとエールを送りたい。
そしてこのような詩があることも心の隅っこに置いてもらいたいと
今日はブログに書いてみました。
偶然にもこの詩人と私は同じ名前 てるよ です。
生まれて何も知らぬ 吾子の頬に
母よ 絶望の涙を落とすな
その頬は赤く小さく
今はただ一つのはたんきょうにすぎなくとも
いつ人類のための戦ひに
燃えて輝かないといふことがあらう
生まれて何も知らぬ 吾子の頬に
母よ 悲しみの涙をおとすな
ねむりの中に
静かなるまつげのかげをおとして
今はただ白絹のやうにやはらかくとも
いつ正義のためにたたかひに
決然とゆがまないといふことがあらう
ただ自らのよわさといくじのなさのために
生まれて何も知らぬわが子の頬に
母よ 絶望の涙をおとすな
この詩は「竹内てるよ」という詩人の作品です。
この詩の中のはたんきょうとはスモモの一種だそうです。
美智子皇后もこの詩をある大会で紹介しております。
ずいぶん前に私はこの詩を読んで涙がこぼれ落ちるのを止めることはできませんでした。
自分がわが子を出産して夢中で子育てしているときと重なり、不安いっぱいの中、
わが子のいとおしさ、可愛さを思い出し母性という忘れかけていた感覚を思い出したからです。
その後この詩のことはすっかり忘れていました。
1ヶ月前に孫が誕生し今は孫の世話に娘宅に通っています。
日に日にサルのような赤ん坊が人間らしくなり可愛さを増してきました。
娘宅に行く時はもう恋人に会いに行く時のように胸がドキドキします。
この小さな存在に会いたくて会いたくて仕方ありません。
そして一刻も早く抱き上げて頬ずりしたい衝動に駆られます。
昨日マンドリンクラブの練習の後、娘の自宅へ車をとばしました。
ちょうど5時過ぎの夕暮れ時、車の中から西の空に真っ赤な夕焼けを背景に見事な富士山が
シルエットとして浮かび上がりました。
私はあまりの美しさに感動し、そしてまもなく会うことのできる赤ん坊のことを思い浮かべました。
その時、急に以前読んだこの詩が心の中から浮かんできたのです。
この作者はわが子とのつらい別れを経験しています。
だからこそこのような詩が書けたのでしょう。
しかし、若い母親達への力強いメッセージも感じられます。
子育ては大変だけど心から若い母親達へ頑張れとエールを送りたい。
そしてこのような詩があることも心の隅っこに置いてもらいたいと
今日はブログに書いてみました。
偶然にもこの詩人と私は同じ名前 てるよ です。
コメント
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同時に、3人の女子の孫を持つ私は、孫のかわいさもよくわかります。(私はジージだから祖母の気持ちは?)
孫たちが元気に、思い通りの人生を歩いて貰いたいものです。
今日はお母さまの命日なのですね・・・96歳!
すごいことです。こんな長い年月を生きた人に脱帽です・
母の愛は無償の愛ですね。。
命日に思い出してくれた息子さんにお母さまも天国で喜んでいますね。。