2015年4月3日金曜日

世界遺産


世界遺産に指定された群馬県にある「富岡製糸場」に行ってきました。
本当の目的は世界遺産を見に行くのではなく八高線に乗車して
のんびり高崎まで往復の車中を楽しむことでした。
何しろ八高線はローカル線ですから当然各駅停車。
待ち合わせのため15分ほどお待ちください~なんてことはしょっちゅうで
無人駅もあり、車窓の眺めは「のどか」そのものです。
途中、駅の立ち食いそば屋でおそばを食べたり、居眠りをしたり、
乗り合わせた小学生の男の子と話をしたりと、車中の楽しみは尽きません。

「富岡製糸場」へは高崎から上信電鉄に乗り換えて上州富岡で下車、
徒歩15分ほどです。
そこでせっかくだからと見学に行ってみました。
世界遺産になったばかりのこの富岡製糸場は100年以上も操業を続けてきた
赤レンガの建物です。
絹糸は明治の初めから日本の近代化を担ってきた産業です。
当時の面影を見ることのできる建物がいまも現存しているのは驚きです。
建物はいたる所傷みも目立ちましたので
これからも世界遺産として維持していくのは大変ではないかなと
ちょっと心配になりました。

帰りはまた同じ路線をたどりましたが、どんどん日が暮れて
夜がやってくる車窓の景色もまた物悲しく家路が恋しくなるから
不思議なものです。
結果乗継やら待ち合わせやらで電車の往復にかかった時間は
約8時間以上。
おかげさまで目一杯電車の旅を楽しんだ一日でした。

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