2012年3月11日日曜日

黙とう

今日は東日本大震災からちょうど一年。
あの信じられない大惨事がつい昨日のように感じられる。
テレビで目にする現地の惨状、いまだ行方不明の方たち、がれきの山、
仮設で暮らす方たち、原発事故で自宅へ帰れない方たち、置き去りに
されてしまったペットや家畜たち。

自分の周りではもう何事もなかったかのように
毎日がなんでもなく過ぎ去る。
テレビをひねればバラエティー番組、グルメや旅番組、
放射能が心配だと言っても食べるものや飲み水に困るわけではなく、、、
そして数回経験しただけで何とかなってしまった停電。
みんな忘れてしまったのだろうか?


この大災害が日本人の有りように大きな試練を与えたのに
つらいのは被害を受けた方たちばかりになってはいないだろうか。
少し離れた自分たちはもう日々の生活に浸かり
便利、快適を享受しはじめていないか。
今日マンドリンクラブの練習があったのだが
2時46分、皆で黙とうをした。
どこからかサイレンが聞こえてきた。
大きな悲しみとこれからの日本の行く末の不安が胸いっぱいに
広がり涙がこぼれてしまった。

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