磨きをかける
テーブル用に購入した一枚板を毎日サンドペーパーで磨いています。
はじめはこの一枚板をいったん庭に出し
そこで磨いていました。
結局いやいやながら私が片方を持ちもう一方を主人が持ちと
一体何十キロあるかしれないこの重い一枚板を
二人で外に出して終わったらまた家にしまっていました。
はっきり言ってこんな重くていまにも押しつぶされそうな一枚板を
膝や腰が痛くていつだって整形外科に通っている私が
持つというのは危険この上ないと思うのですが
他に人がいないのだから仕方ありません。
掛け声とともに渾身の力を振り絞って運びました。
しかし女性だっていざとなったらやれるものだと妙に納得。
変な自信が湧いてきてしまった。
だいたい我が家は思いやりとかいうものが昔から一切ない家なので
おかげで私はそれに鍛えられ、たいていのことは自力でやれる
ようになってしまった。だから考えようによっては良かったのだと
思うようにしているのである。
しかしだんだん雨の日もあるし外に出すのが億劫になったのか
この頃向こうの部屋でどうも静かに何かしていると思ったら
あー、やっぱり・・・部屋で磨いていたのだった。
おかげで部屋の中は工務店の作業場のようになってしまい、
床はザラザラ、とても裸足で歩けたものではなくなっていた。
ねじり鉢巻きで無心に磨いている姿をみて
もっと他に磨きをかけるものはあたっだろうに・・・
と思いながら、もういいや、とりあえずどんなテーブルが
仕上がるのか待つことにしようと思ったのである。
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