2011年8月28日日曜日

磨きをかける

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テーブル用に購入した一枚板を毎日サンドペーパーで磨いています。
はじめはこの一枚板をいったん庭に出し
そこで磨いていました。
結局いやいやながら私が片方を持ちもう一方を主人が持ちと
一体何十キロあるかしれないこの重い一枚板を
二人で外に出して終わったらまた家にしまっていました。

はっきり言ってこんな重くていまにも押しつぶされそうな一枚板を
膝や腰が痛くていつだって整形外科に通っている私が
持つというのは危険この上ないと思うのですが
他に人がいないのだから仕方ありません。
掛け声とともに渾身の力を振り絞って運びました。
しかし女性だっていざとなったらやれるものだと妙に納得。
変な自信が湧いてきてしまった。

だいたい我が家は思いやりとかいうものが昔から一切ない家なので
おかげで私はそれに鍛えられ、たいていのことは自力でやれる
ようになってしまった。だから考えようによっては良かったのだと
思うようにしているのである。

しかしだんだん雨の日もあるし外に出すのが億劫になったのか
この頃向こうの部屋でどうも静かに何かしていると思ったら
あー、やっぱり・・・部屋で磨いていたのだった。
おかげで部屋の中は工務店の作業場のようになってしまい、
床はザラザラ、とても裸足で歩けたものではなくなっていた。

ねじり鉢巻きで無心に磨いている姿をみて
もっと他に磨きをかけるものはあたっだろうに・・・
と思いながら、もういいや、とりあえずどんなテーブルが
仕上がるのか待つことにしようと思ったのである。



2011年8月23日火曜日

お掃除ロボット


先日お掃除ロボットを買いました。
以前から欲しいと思っていたのです。
これがあれば出勤するときにスイッチを入れておけば一人でお掃除を
してくれて帰宅したときは家の中はきれいになっている。
こんなに便利なものはないわ・・・・と。
大型家電店でエコポイントで買いました。
うれしくてスキップしながら帰ってきました。

使ってみた感想は「買わなければよかった」です。
まだ使い勝手がよくわからないから、コツがまだ呑み込めないからかもしれませんが、
持っている人に良く聞いてからにすればよかった・・・と反省しています。

まず使う前に部屋の床などに散らばっているものや椅子などは
あらかじめ片付けておかなければいけないのです。
それって結構面倒くさいのです。
音もうるさいし、少しぐらいの段差やカーペットは乗り越えて
進んでいきますがときどき座礁してしまってモーター音をうなりながら
いつまでもそこで立ち往生。
網戸にぶつかり方向転換できずにいつまでも張り付いていたし、
隅っこの綿ぼこりや髪の毛はやっぱり取りきれないし・・・
カーペットに張り付いた糸くずは取りきれないし・・・

私はお掃除している間ずっとつきっきりで後をついて回っていました。
これでは何のためのロボットなのかしら??
これなら今迄どおり掃除機を使った方がましだ!
とまあ、完璧をもとめてはいけないのでしょう。
所詮人間がするのと同じ様にはできないのだとしみじみ思いました。

愛犬レオはびっくりして警戒してじっと見ているし
この天然記念物の「兜ガニ」みたいな代物は
買った初日に我が家で嫌われてしまったようです。
しかしもう買ってしまったのだから仕方ない。
こうなったら上手く使いこなすしかないのだと決心したのであった。

2011年8月8日月曜日

一枚板


おとといの夕方家に帰ったらこんなものが部屋に
どーーーんと立てかけてあった。
私は声も出ないでただボー然と見上げていた。
たて2メートル、よこ0.9メートルの樹齢200年の杉の一枚板だった。

主人と工務店の社長とでリビングに置くテーブルの一枚板を探し回っていたが
とうとう気に入ったものが見つかって買ってきてしまったのだった。
なんでもこれと同じに切ったもう一枚は蕎麦屋が
買っていったと言う話だ。

これを工務店で表面を磨いて蜜蝋を塗って
脚を作ってもらうのだそうである。
蕎麦屋でもやるつもりかしら、
きっとこのテーブル重いのだろうな・・・・
一度置いたら薪ストーブと同じでもう二度と
動かせないのだろうな・・・・・
主婦はこんなことしか考えられません・・・・・

2011年8月7日日曜日

孫のプール




昨日帰宅したらくじらのプールがデッキにあった。
ご丁寧に水まで張ってあった。
明日孫が来るからと主人が大急ぎでホームセンターへ行き
買ってきてふくらまして井戸から水を入れたのだった。
明日孫が入るとき水が冷たくないようにとの思いやりらしい。
迅速な行動にしばし驚く・・・

今日孫がやってきた。
私はその時不在だったのだが帰ってきて
「どうだった?喜んで入った?」
と聞いたら、浮かない顔をしている。
何でも孫はこのクジラのしっぽが気に入らないらしく
泣いてばかりで入ろうとしなかった。
それで娘がプールに入り、次に婿さんが入り
最後にじいさんが入り、、、、と模範演技を見せたのだが
頑として泣いてばかりで入らなかった。

夕食が終わり孫は帰って行った。
娘夫婦は「お父さん、ごめんね。せっかくプール買ってもらったのに・・・」と言っていたが
さっさと帰ってしまった。
暗いデッキで一生懸命クジラのプールの水を捨てている主人がいた。
なんだかちょっぴり可笑しい様な可愛そうな様な後姿であった。

2011年8月6日土曜日

薪ストーブがやってきた

やっと薪ストーブが配送されました。

配送された時たまたま若い大工さん二人がいて
西濃運輸の配達の人二人、主人の男5人で
やっとの思いで家の中まで運び込んだ。
なにせ鋳物製で150kgの重いものだった。
西濃運輸の人なんか「私たちは家の前まで運ぶのが仕事で家の中まで
運んで設置するのは仕事には入っていません」と不満げだったが
そんなこと言ったて手を借りなければ到底運べない代物であった。
そしてまだ出来立てほやほやの無垢の床にストーブの足をぶつけてしまい
大きな傷をつけてしまった。
数日前も冷蔵庫を運び入れたとき古毛布などを敷かずに無理したものだから
黒い汚れとともに二本の滑車の跡が・・
「線路は続くよどこまでも・・・・」
この時はショックで言葉も出ずに立ち尽くしていたのに
またやってしまった・・・・
工務店の社長に言ったら「あー、やっぱり。心配していたんです。
素人さんが重いものを運び込むとたいていやっていまうんですよ~」
だって。

煙突屋に頼んですべてやってもらえばよいのだろうが
主人が何もかも自分で購入して取り付けたのだから
本当に無事使えるかどうか怪しいもんだ・・・・
しかしこの堂々とした憎たらしいほどの威容は・・・
絶対私は触らないぞ!火なんかおっかなくて苦手なんだから。
子供のころから線香花火に火をつけるのだって苦手なんだから。


山でチェーンソーで木を切り、家まで運んで薪割りをして軒下に積み上げ、
二年置く。そして使う度、家の中に運び込み薪をくべる。煙突掃除もしなくてはならないし、
これから年を取っていく私たちにとってこれは一体なんであろうか?
なんでもスイッチ一つで安全に便利に生活していけるのに?・・

マッサージ機を購入したときもそうだったけれどもう私は何も言うまい。
工務店さんとこの薪ストーブをながめながら
「試運転はどうしましょうかね?火入れ式はいつにしましょうか?
仲間を呼んでやりましょうか」
などとこの猛暑の中で嬉しそうに話している。
これを「男のロマン」と言うのだろうか、
と私は後ろから何も言わずじっと見ていたのであった。