8月15日は太平洋戦争が終わった日です。
毎日テレビや新聞などでは戦争に関する番組や記事が組まれています。
私は戦後生まれですから戦争を知りませんが
子供のころから両親から悲惨な戦争体験を聞かされて育ちました。
父も母もよくぞ生きていたと思う経験もしています。
でも若い頃はあまり戦争について関心も薄く
平和な日本で生きていくことが当たり前のように感じていました。
しかし自分も親となり年齢を重ねてみると戦争の悲惨さに胸が痛むようになりました。
昨日はNHKでパラオ諸島のペリリュー島でのアメリカ軍と日本軍の激戦時のフィルムが
今年発見されたそうでその放送を見ました。
接近戦での長期間の戦い、累々とした屍、人間が狂気になっていくさまが映し出されていました。
日本の兵隊さんもアメリカの兵隊さんもみな同じ人間、同じ若者です。
主人の伯父たちは4人もこの戦争で亡くなっています。
私はこの番組を見終ってはっと気が付き仏壇の過去帳をめくってみました。
「南洋群島にて戦死」「硫黄島にて戦死」「中支湖南省にて戦病死」「本州東方海面にて戦死」
と書いてある伯父達の名前がありました。
自宅の前の道路を暴走族でしょうか、爆音を響かせエンジンをふかしながら
迷惑なバイクが何台も走り去っていきました。
きっとあの戦争で亡くなった兵隊さんたちと同じ若者でしょう。
どの時代に生まれたかで決まってしまう人生は悲しすぎます。
今の日本の繁栄はこの戦争の犠牲の上にあるのですね。
どうか戦争のない世の中でありますよう・・・
明日は静かに祈りたいと思います。